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2011-09-26
9月26日

大阪・和泉市の和泉市立病院がんセンターには、「あんしんカード」というシステムがあります。
この「あんしんカード」は、和泉市立病院が抗がん剤治療中の患者さんを対象に配布しているもので、病院の緊急連絡用電話番号が記されています。ここに電話をすれば、24時間いつでも病院が対応してくれます。

診療時間外でも症状によってはすぐに病院へ行き、必要な治療や検査、処置を受けることが出来ます。
現在、和泉市立病院は人員不足などの理由から、24時間の救急受け入れができない状態にあります。一方、抗がん剤は強い副作用を伴うことが多く、通院で治療している患者さんの場合、体調の変化によっては救急対応が不可欠になります。そこで、抗がん剤治療を受けている患者さんを登録してカードを渡し、カード所有者に限って、いつでも救急診療を受けられる仕組みが作られました。

カード所有患者やその病状はリスト化されて病院内で情報を共有、緊急時にたとえ担当医が不在だったとしても、どう対応したらよいかをマニュアルにまとめ、他の医師でも適切な対応ができるよう準備がされています。
普通に救急車を呼んだのでは、どこの病院に運ばれるかわからない面がありますが、このカードがあれば、状態をよく把握している和泉市立病院で診てもらえます。

近年、抗がん剤治療は、入院せずに、通常の生活を送りながら通院で行う方法が普及しました。点滴でなく自宅で飲むタイプの薬が増え、副作用をきちんと管理して十分な安全対策をとることが重要性を増してきています。
救急体制が制限された病院でも、工夫によって患者さんにとって安心なシステムが稼働している好例となっています。

(参考 2011年9月26日付 読売新聞「病院の実力」)



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