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2011-11-01

11月9日(水)〜11日(金)の3日間、東京ビッグサイト(りんかい線「国際展示場」またはゆりかもめ「国際展示場正門」)で、医療機器や、病院・福祉設備機器が一堂に集う専門展示会、「ホスペックスジャパン2011」が開催されます。
一般の入場料は1,000円ですが、ホームページから事前登録を行い、画面をプリントアウトして持参すると、無料で入場できるそうです。
(ホスペックスジャパン2011 ホームページ)
http://www.jma.or.jp/hospex/
 


2011-10-12

医療機器のコヴィディエン・グループ・ジャパンホームページを見ていましたら、傷跡の目立たない「単孔式内視鏡外科手術(Single Incision Laparoscopic Surgery (SILS)」の紹介がされていました。患者さんや一般の人受けに、平易な文章になっています。
この方法はお臍の1 つの切開から腹腔鏡や手術器具を挿入し手術を行う方法であり、切開創は500円硬貨の直径よりも小さいということで、手術後、傷跡はお臍に隠れてほとんど見えなくなるとのことです。
SILS は、開腹手術や従来の内視鏡外科手術と比較して、美容的なメリットが期待でき、胆のう摘出術、虫垂切除術、鼠径(そけい)ヘルニア修復術や、子宮摘出術をはじめとする婦人科疾患など様々な手術で行われています。
もちろん、傷跡が目立ちにくいことに加えて、
・開腹手術よりも回復時間が早い
・従来の開腹手術よりも術後疼痛が少ない
といった利点もあります。

ホームページでは、具体的に、
  ◆胆石症
  ◆子宮内膜症
  ◆卵巣膿腫
  ◆子宮筋腫
の4つの疾患に対して、開腹手術、従来の腹腔鏡下手術、そしてSILSそれぞれで手術を行った場合の違いが述べられています。
開腹手術の場合は、術者が患部を直接見て、触れて手術を行うために、安全性や確実性が高い一方、患者さんが受ける身体的影響は大きくなります。
2種類の腹腔鏡手術は、低侵襲である一方で手術の難易度が上がるため、ホームページでは主治医とよく相談をして、自分自身にとって最良の方法を選択するよう勧めています。従来の腹腔鏡手術は、カメラを挿入するためと、鉗子を入れるためということで複数個所の切開をほどこしますが、今回紹介されているSILSは、一つの切開創で済むものになります。

治療や療養において、患者さんのQOLを下げない、ということは年々重要視されて来ています。我々もブログやホームページを通じて、皆さんの役に立つ新しい情報を常に発信できるように心がけていきます。

コヴィディエン・グループ・ジャパン ホームページ
http://www.covidien.co.jp/
 


2011-10-05

横浜市立大学医学部のホームページを見ましたら、横浜市立大学大学院医学研究科 梅村 敏教授(付属病院長)らの研究グループが、メンバーとして参画している高血圧症などの疾患解明を目指す国際コンソーシアム(ICBP-GWAS)における全世界26万人を対象とした国際共同研究において、高血圧症に関連する遺伝子を解明したというニュースが掲載されていました。この研究成果は、2011年9月に発刊される英国科学雑誌『Nature』に掲載されたとのことです(オンライン版では、アメリカ東海岸時間9 月11 日13 時付:日本時間9 月12 日午前2 時付に掲載)。

研究グループは、梅村教授の他に、愛媛大学・原康玄講師、三木哲郎教授、大阪大学・荻原俊男名誉教授、滋賀医科大学・上島弘嗣名誉教授、東北大学・大久保孝義准教授、国立循環器病センター・岩井直温部長といった方々で構成されています。

高血圧症は生活習慣病のうち最多の疾患とされ、日本でも4000 万人、世界全体では10 億人以上の人が罹患している現状があります。高血圧症は血圧値140/90mmHg と定義されていて、日本の死亡原因の第2,3 位である心疾患や脳卒中などの原因となる、動脈硬化症の最大の危険因子です。
この高血圧症の約90%が原因不明の高血圧症=「本態性高血圧症」で、その原因としては、3〜4 割の遺伝因子と6〜7 割の環境因子が関与している、と考えられている。環境因子は食塩の摂取過多や肥満、運動不足などが挙げられますが、これはある程度の部分、生活習慣の改善でコントロールが可能なものでもあります。一方、遺伝因子が明らかになりますと、いわゆる「テーラーメイド医療」として予防法・治療法の選択を個々人の遺伝子に合わせて行うことができる可能性がこれまでも考えられてきました。

今回の梅村教授らの研究グループが参画している国際コンソーシアムの研究では、0 万人以上の欧米人サンプルと約3 万人の東アジア人、約2.4 万人の南アジア人、約2 万人のアフリカ人のサンプルを用いて、全ゲノムの250 万人SNP(一塩基多型)と血圧との関係が検討されました。これは世界の200 を超える研究機関(約300 人以上の共著者)による、ゲノム研究上最大の研究だとのことです。

この結果、欧米人で28 種、東アジアで9 種、南アジア人で6 種の遺伝子が血圧と関連することが明らかとなりました。これらの遺伝子は水・電解質バランスや腎機能に関連するものなどであり、このうちいくつかは本研究で初めて高血圧との関連が見出された遺伝子だそうです。一連の研究結果は、本態性高血圧の病因を解明すること、新たな治療ターゲットを導き出すこと、個別化医療や予防の可能性を大きく広げる成果として、今後の発展にも期待が寄せられています。
 


2011-10-04

九州・福岡には我々の仲間の上木さんがいて、以前に上京されて今後のことなどについていろいろと話し合ったことは、DDOブログでも紹介しました。
DDOが運営している研修医の先生方向けの大学医局情報サイト「医局ドットコム」には現在首都圏と北海道の医局を掲載させていただいており、これから上木さんと共に九州の大学の各医局へ、掲載協力のご依頼をさせていただいて、いよいよ全国規模で研修医の先生方のための情報ネットワーク構築を、本格的に開始していきたいと計画しています。

こうしたことから、インターネットで、九州の大学医局の様子をいろいろと調べ始めています。今日、福岡大学医学部の腫瘍・血液・感染症内科のホームページを見ていましたら、新着情報のところに、「がんサロンオープン」という記事があるのを見つけました。
クリックして先に進んだところ、2011年9月19日付の西日本新聞の記事の画像データが掲載されていました。

それによりますと、がん診療連携拠点病院である福岡大学病院に、10月1日から、がん患者やその家族などが自由に集い、語り合ったり、情報交換をし合ったりするためのスペース「がん情報サロン」を院内本館1階に常設し、誰でも無料で利用できるようにするということです。がん患者さん本人やそのご家族だけでなく、がんに関心のある人も利用できます。
医療機関内にこうしたスペースを設けるのは、福岡県内ではめずらしい取り組みであるとのことで、設備としては談話のためのソファやテーブル、がんなどに関する書籍をそろえた図書室、がんについての映像視聴コーナーなどがあり、自由にお茶を飲んだりすることもできるそうです。

がん情報サロンには、病院に聞かれたくないことも自由に語り合ってもらおうと、病院側のスタッフは配置せず、その代わりに市民から募ったボランティアスタッフを配置して、案内や図書の整理などを担ってもらいます。
がんの専門家に相談したい時には、情報サロンに隣接する「腫瘍センターがん相談支援部門」の看護師さんなどが対応してくれます。

福岡大学医学部腫瘍・血液・感染症内科ホームページには、これも以前ブログでご紹介した「がんプロフェッショナル養成プラン」のバナーも添付されていました。
がんを巡っては、さまざまな機関やメンバーが、それぞれの立場や場面で、新しい試みを次々と始められています。
DDOも今後、施設運営やセミナーの開催などの事業を通じてこうした動きに参画し、リードさせてもらえるくらいの行動力と識見を身に付けて行きたいと考えています。

 


2011-10-03

今年のノーベル医学生理学賞に、米スクリプス研究所のブルース・ボイトラー博士(53)、仏ストラスブール大のジュール・A・ホフマン教授(70)、米ロックフェラー大のラルフ・スタインマン博士(68)の3名が決まったと、メディアが一斉に報道しました。
この方々は、生物がウイルスや病原菌などから身体を守る「免疫」のうち、「自然免疫」と呼ばれる、生物が生まれながらに備える仕組みや、免疫にかかわる「樹状細胞」の役割を解明したと報じられています。

一方、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発した京都大学の山中伸弥教授(京大iPS細胞研究所所長)は、事前の予想で大変に有力と伝えられていましたが、今回の賞の対象にはなりませんでした。

山中教授らの研究成果はこれまでも各種の報道で盛んに伝えられてきました。世界で初めて作製された万能細胞「ips細胞」は、“医療革命”をもたらすとして、世界中の研究者や製薬会社がから多大なる注目を集め、研究や開発が進められています。これは、がんや認知症といった治療が難しい病気の解明や、それらに対する治療薬の開発が進展すると期待されているためと言われています。
さらに、臓器や組織を再生する「再生医療」への応用、また、遺伝子の働きや寿命といった生命の謎を解き明かす研究への可能性にも、大きな期待が寄せられています。
その一方で、「ips細胞」の技術を使うと、同性同士の遺伝子を持つ子どもの誕生や、人間と動物を掛け合わせた「キメラ」も可能になるなど、これまで人類が経験していない社会の到来も見えてくるとのことです。
山中教授らの研究成果、「ips細胞」は、ある意味で人類にとっての「パンドラの箱を開いた」という評価もあります。
(参考  NHKスペシャル “生命”の未来を変えた男  〜山中伸弥・iPS細胞革命〜)

本日の医学・生理学賞を皮切りに、4日には物理学賞、5日に化学賞が発表され、その後も、文学賞や平和賞などが続きます。
 


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