10月は「乳がん月間」で、乳がんの早期発見、早期治療の大切を訴える「ピンクリボンフェスティバル」が昨日から始まっています。
ピンクリボンは、乳がんの検診率を高めようとアメリカで1980年代に始まった啓発運動のシンボルで、日本でのピンクリボン運動が一般的に認知されるようになったのは、2000年代に入ってからです。
運動の規模は年を追うごとに拡大しており、朝日新聞やYahoo! JAPAN、gooといった日本を代表するマスコミやポータルサイトでピンクリボン運動が紹介されています。
また、ピンクリボンフェスティバル公式サイト
http://www.pinkribbonfestival.jp/
には、イベント情報や現在の日本における乳がん事情、健診の勧めのほか、東芝、住友生命、ワコール、キリン、中央三井信託銀行、雪国まいたけ、ベルメゾン、るるぶトラベル、ユニ・チャーム、大鵬薬品、富士フィルム、フコク生命などといった多くの協賛企業が紹介され、関連商品についての情報も掲載されています。
昨日1日の夜には、東京都庁舎、レインボーブリッジ、東京タワー、表参道ヒルズ、神戸ポートタワー、明石海峡大橋などがピンク色にライトアップ(またはピンク色の電球に交換)され、夜空を彩る様子は新聞やインターネットサイトで広く紹介されています。
日本でのピンクリボン運動活動組織は多数あり、その中でも代表的なものがNPO法人「J.POSH」(Japan Pink-ribbon of Smile and Happiness、日本乳がんピンクリボン運動)です。 J.POSHは田中完児関西医科大学乳腺専門医をはじめとする発起人により活動が開始されました。
J.POSHでは、1年に1度、マンモグラフィー検診(乳腺・乳房専用のレントゲン検診)を受けることを奨励していて、特に乳がん月間の真ん中にある10月16日の日曜日にマンモグラフィー検査を受けられる医療機関を調査・掲載していて(J.M.S. ジャパン・マンモグラフィー・サンデー)、9月30日現在で317か所あると紹介されています。
J.M.S.サイトには医療機関名、所在地、連絡先、検診時間のほか、検診費用や視診・触診・マンモ・乳腺エコーなど診察内容の詳細、女性医師・女性技師の対応があるかどうかなど、必要な情報が網羅されています。検診をお考えの方には大変有益なサイトだと思います。