大阪・和泉市の和泉市立病院がんセンターには、「あんしんカード」というシステムがあります。
この「あんしんカード」は、和泉市立病院が抗がん剤治療中の患者さんを対象に配布しているもので、病院の緊急連絡用電話番号が記されています。ここに電話をすれば、24時間いつでも病院が対応してくれます。

診療時間外でも症状によってはすぐに病院へ行き、必要な治療や検査、処置を受けることが出来ます。
現在、和泉市立病院は人員不足などの理由から、24時間の救急受け入れができない状態にあります。一方、抗がん剤は強い副作用を伴うことが多く、通院で治療している患者さんの場合、体調の変化によっては救急対応が不可欠になります。そこで、抗がん剤治療を受けている患者さんを登録してカードを渡し、カード所有者に限って、いつでも救急診療を受けられる仕組みが作られました。

カード所有患者やその病状はリスト化されて病院内で情報を共有、緊急時にたとえ担当医が不在だったとしても、どう対応したらよいかをマニュアルにまとめ、他の医師でも適切な対応ができるよう準備がされています。
普通に救急車を呼んだのでは、どこの病院に運ばれるかわからない面がありますが、このカードがあれば、状態をよく把握している和泉市立病院で診てもらえます。

近年、抗がん剤治療は、入院せずに、通常の生活を送りながら通院で行う方法が普及しました。点滴でなく自宅で飲むタイプの薬が増え、副作用をきちんと管理して十分な安全対策をとることが重要性を増してきています。
救急体制が制限された病院でも、工夫によって患者さんにとって安心なシステムが稼働している好例となっています。

（参考　2011年9月26日付 読売新聞「病院の実力」）

2011年　日米医学医療交流セミナーが開催されます。

テーマ「海外留学（大学院　修士・博士課程）にチャレンジしよう！　―米国それとも欧州？―」
◆2011年10月1日（土）　11：50〜19：30
◆慶應義塾大学　三田キャンパス
プログラム、参加費等詳細はこちら

第17回日本脳神経外科救急学会が、2012年1月27日(金)〜28日(土)、東京ステーションコンファレンス（東京駅八重洲口）にて開催されます。（事務局：東海大学医学部脳神経外科）
詳しくは日本脳神経外科救急学会ホームページをご参照ください。
 

朝日新聞社主催の「世界アルツハイマーデー記念　もの忘れフォーラム2011」の案内が、新聞やインターネットに掲載されています。

http://www.asahi.com/ad/clients/monowasure/

2011年9月21日（水）
12：45〜16：00（開場12：00）
めぐろパーシモンホール　大ホール
入場無料

大阪・堺市の賃貸マンションにおける入居高齢者への外出制限など、高齢化や認知症をめぐる様々な問題が続いています。医師、看護師、その他医療・介護に関わる専門家の皆様には、ぜひ多くの機会に正しい情報を発信していただきたいと思います。
 

午前中、飯田橋にある東京逓信病院を訪問し、「ナースドットコム」への平成24年度新卒看護師募集情報掲載のお礼と、あらためてDDOの総合コンサルティングについて、研修医募集（医局ドットコム）ほかも含めた医療人材事業や、セミナー事業などのお話をさせていただきました。

その足で東京ビッグサイトで開催されている「国際モダンホスピタルショウ」に向かい、聖マリアンナ会のブースに外断熱設備を出品されている綿半鋼機の宮下部長にお会いしました。
ここで、聖マリアンナ会新規事業部の方をご紹介いただき、入院費決済代行などの機能を持つカードシステムのご説明をうかがいました。
これが実に興味深いもので、もう少し詳しいことはブログに書きたいと思います。

続いて、夕方5時からは、足立区西新井にある水野記念病院をお訪ねしました。地域に密着した感のある、一般急性期とリハビリを中心とした病院で、訪問した時間帯はちょうどデイサービスの送迎時刻にあたっていたようで、多くのワゴン車が活発に出入りしていました。
24年度新卒看護師募集要項の掲載について承認をいただきましたので、おって皆さんに見ていただけるようにします。